職場のコミュニケーションに関する意識調査
第一三共ヘルスケア株式会社は、「職場のコミュニケーションに関する意識調査」を実施し、20日に結果を発表した。調査対象は、全国の20代から50代の働く女性800名である。
約6割が職場の会話が減ったと感じている
職場における業務上の口頭コミュニケーションの頻度について、全体では「少ない」が22.8%、「やや少ない」が34.9%となった。働く女性の約6割は、職場での業務上の会話が減っていると感じていることがわかる。
また、ここ3~4年における職場での口頭コミュニケーションについて、18.8%が「減った」と回答している。
減ったと感じている口頭でのコミュニケーションについて具体的に聞いた。すると「業務の口頭による指示」、「口頭での質問・確認」(共に36.8%)、「業務外の雑談」(33.3%)などが挙がった。
ストレスを感じている人は9割超
対象者に対し、職場で感じているストレスの程度について聞いた。なおこの質問では、「非常にストレスを感じている」が100、「全くストレスを感じていない」が0であり、10刻み11段階で回答者に選んでもらった。
その結果、92.4%もの人が程度の差はあれストレスを感じており、30代が最もストレスを感じていることがわかった。
また「職場での会話が減ったと感じている人」は、ストレスを感じる程度が強くなっていた。特に100から70の強いストレスを感じている人の割合が高く、平均値でも11.4ポイントも高くなっていた。職場における会話不足とストレスの感じ方には相関があると見られる。
人間関係のストレスが上位にズラリ
職場でストレスを感じている人に対して、具体的な内容を聞いた。すると第1位は「給料が低い・割に合わない」(28.7%)だった。
そのほか、第2位「職場に苦手な人がいる」(26.4%)、第4位「嫌な人・気の合わない人ともコミュニケーションしなくてはならない」(16.2%)、第8位「上司の指示が雑」(13.3%)、第9位「上司が嫌い」(11.4%)、第10位「職場で上司・部下・同僚に話しかけづらい雰囲気である」(8.4%)がランクイン。
人間関係にまつわる項目が上位にズラリと並ぶ結果になった。人間関係やコミュニケーションが働く女性のストレスになっていることがわかる。
(画像はプレスリリースより)

第一三共ヘルスケア株式会社 プレスリリース
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