産後うつのスクリーニング評価結果
株式会社Kids Publicは1月29日、オンライン(「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」)による産後うつのスクリーニング評価結果を2020年12月第395回東京産科婦人科学会例会において発表した。
「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」は、夕方~夜間、157名の産婦人科医、小児科医、助産師にスマホで育児相談から受診の必要性まで直接相談できるサービス。
産後うつのハイリスク者が35%
Kids Publicは、遠隔健康医療相談サービス「産婦人科オンライン」「小児科オンライン」を運営し、医療メディア「産婦人科オンラインジャーナル」「小児科オンラインジャーナル」を提供している。
「産後うつ」は、7~10人に1人の頻度で起こるとの報告がある。産後うつは自殺と強く関連しており、早期発見が悪化予防に重要である。産後うつのスクリーニング検査には、「エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)」が最も利用されている。
同社は、産後1年以内の女性に対してオンラインでEPDSを実施している。2020年2~6月の回答1,639件を解析した結果、EPDS合計点が9点以上のハイリスク者は574件(35%)、産後0-2、3-5、6-11か月の時期においていずれも30%以上であった。
また、「自身を傷つけるかもしれない」という考え「自傷念慮あり」が全体の2割にあり、産後半年以降に増加する傾向だった。
この結果は、産後1年間を通じて産後うつの長期的なスクリーニングとフォローアップが必要であることを示唆しているとのこと。
(画像はプレスリリースより)

株式会社Kids Publicのプレスリリース
https://prtimes.jp/000000080.000019477.html