妊娠期に特化したアプリの実証実験
SOMPOひまわり生命保険株式会社と株式会社Famileaf(ファミリーフ)は2月15日、妊娠期の合併症・うつ予防、早期発見を目指しファミリーフが開発した「hug+u(はぐゆー)」サービスを拡充し実証実験を開始すると発表した。
妊婦等にアプリを無償提供し検証
厚生労働省「令和元年(2019年)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によれば、ハイリスク妊娠の一因となる高齢出産の割合が増加しており、妊娠期の健康管理の必要性は高い。
ファミリーフは、京都大学発のスタートアップ企業で、妊娠期の合併症・うつ状態の予防等に関するPHR(Personal Health Record)を活用した妊婦特化型PHRアプリ「hug+u」を開発した。
「hug+u」サービスは、妊婦のスマートフォンから健康データを集め健康状態やストレスの分析・測定を行い、妊婦の健康管理や個別助言を行う。
健康データはかかりつけ医等と共有しており、身体的・精神的不調の早期発見につなげる。また家族にも母子の様子やサポート方法を個別連絡することで、周囲からサポートする。出産にむけては、「すごろく」形式で妊娠・出産の不安を解消し、健康管理を楽しく続けられる状況をつくる。
SOMPOひまわり生命は、保険本来の機能(Insurance)に健康を応援する機能(Healthcare)を付加した「Insurhealth(インシュアヘルス)」を提供している。
実証実験では、京都大学に関連する病院等の妊婦等を対象に、「hug+u」を2週間提供し、利用者体験の検証・市場ニーズ調査を行う。また、SOMPOひまわり生命は、Webアプリ「ライフプランコーチ」、家計管理アプリ「リンククロス家計簿」を無料提供し、利用率などを検証する。
(画像はニュースリリースより)

SOMPOひまわり生命保険株式会社のニュースリリース
https://www.himawari-life.co.jp/