心を耕せる場所
DACHA LABOは2月17日、不登校の子どものためのフリースクールを設立したことを発表した。
フリースクールは「フリースクールだーちゃ」の名称で2021年4月に駒込駅にオープンを予定している。
だーちゃとはロシア語で「Dacha」と表記され、郊外にある菜園付きの別荘を指す。
ロシアでは週末や長期休みなどに日々のストレスから離れ、Dachaでのんびりと心身をいやす風習があり、同社はフリースクールを家でも形式ばった学校でもなく、子ども一人一人のペースで心を耕す行為に没頭できるDachaのような居場所として提供していきたい、という思いからこの名前を付けた。
また、従来の学業支援のみを行うフリースクールではなく、充実した心理ケアを提供するために臨床心理士・公認心理師資格を有したスタッフが常駐、一人一人の特徴に合わせ適切な支援を受けることができるのも特徴的である。
不登校からの脱却
近年、日本では引きこもりや自殺をする子どもたちが増えている。また、引きこもりや自殺に至るきっかけとして、不登校が問題視されている。
しかし、一口に不登校といっても「学校に行けない」という状況こそ同じであるが、そこに至るまで、またそこから脱却するためには子どもによって一人一人異なった困り感やニーズを抱えているのが現状である。
そのためDACHA LABOは子ども一人一人に寄り添い、それぞれの特徴を踏まえた上での専門的支援こそが必要だと考え、フリースクールにおいて臨床心理士による専門的サポートはもちろん、今後のキャリアに必要なスキルの習得や保護者向けのサポートも充実させている。
また同社では子どもたちが、経済的理由でスクールに通えない、もしくは通い続けられないという状況を少しでも減らすためにクラウドファンディングを実施、支援を求めている。
(画像はプレスリリースより)

DACHA LABOプレスリリース
https://www.value-press.com/pressrelease/264610