都会から田舎へ
株式会社リヴァは5月21日、同社が運営する転地療養サービス「ムラカラ」において、ICTを活用した支援を開始したことを発表した。
「ムラカラ」とは、うつ病や双極性障害といったメンタル疾患をわずらったことで休職や離職している人々を対象とした宿泊型の転地療養サービス。
自然豊かな奈良県下北山村において、少人数でのシェアハウス生活を通じて疾病と向き合い、より自分らしい人生へと踏み出すためのサービスである。
この「ムラカラ」において、2021年4月より利用者への活動量計の無料レンタルや疲労ストレス計の導入を開始した。
社会復帰のために
株式会社リヴァが提供するサービス「ムラカラ」では、新たにICTを用いることで客観的なデータを取る取り組みを開始している。
活動量計サービスでは「fitbit charge4」を1人1台、無料でレンタルし、これに睡眠や運動量のデータを蓄積することで、日中活動量や睡眠の質の関連などについて助言を行う。
また、疲労ストレス計サービスでは「疲労ストレス計 MF100」で日々の状態を測定し、利用者の心拍のゆらぎに基づいて自律神経のバランスや活性度合いを診断し、自己の体調管理につなげていく。
同社ではこのように客観的なデータを目にすることで、利用者が自分自身の行動でどのような効果があるかを数値で認識することができ、社会復帰につながる良い影響のある行動をしていくことが促進されるのではと期待している。
(画像は株式会社リヴァホームページより)

株式会社リヴァプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/259621