求められるアートの役割
株式会社誠文堂新光社は「アートリップ入門 認知症のうつ・イライラを改善する対話型アート鑑賞プログラム」を、2020年8月5日(水)に発売すると発表した。価格は2,000円(税別)。
今、アートがもたらす実用的な効能が注目を集めているという。そのひとつが「アートリップ」である。アートリップとは、認知症の人とその家族・介護士が一緒にアートを鑑賞し、気付いたことや感じたことを自由に話し合うプログラムだ。
医療・介護現場で注目
同書の著者である林容子氏が参加した国立長寿医療センターの調査によると、アートリップを体験した人の多くがうつ症状の軽減、QOL(生活の質)が向上したという結果がでたという。こうしたことから、アートが人々の健康や治療に好影響を与えると世界中の医療・介護の現場から注目されている。
アートリップの特徴・実際にどのような変化が起きていたのかなど、実際にアートリップを行って交わされた会話も掲載されている。また、アートリップにおいて重要な役割である「アートコンダクター」についても解説。これからアートリップを現場で取り入れてみようと考えている人にも読んでもらいたい1冊になっている。
(画像はプレスリリースより)

誠文堂新光社 書籍紹介ページ
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