夏休み明けの子どもを守る
学校という場所がとてつもない心の負担に感じてしまい、そのことを周囲に相談できないまま死を選んでしまう子どもが増えている。特に、夏休み明けの子ども自死率が近年増えているという。そんな子どもたちを守るため「学校ムリでもここがあるよキャンペーン」が2020年8月17日から始まった。
子どものための「居場所」
いじめや不登校の問題がメディアで取り上げられるようになり、「逃げてもいいよ」という言葉をよく聞くようになった。しかし、子どもはどこに逃げたら良いのだろうか。家と学校以外にどのような場所があるのか、まだまだ情報不足である。
「学校ムリでもここがあるよキャンペーン」サイトには、全国の約140団体が登録している。地域別に登録されているので、自分の近くの「新しい居場所」を簡単に探すことができる。
実際に行くのは不安・学校は休めない、という場合にはLINEや電話・メール相談をしているところもある。「子どもの様子が少し変わったかも」など、不安に思う親からの相談を受け付けている場所もあるという。
「学校ムリでもここがあるよキャンペーン」は9月12日まで。つらい思いを抱えている子どもたちへ、学校や家庭以外にも安心できる居場所・相談できる場所があること、「学校以外でも受け止めるよ」「社会全体で見守っているよ」というメッセージを伝えていくことが目的だ。
(画像は学校ムリでもここがあるよキャンペーンホームページより)

学校ムリでもここがあるよキャンペーンサイト
https://cocoaru.org/