東京大学大学院と共同研究
8月13日(木)、株式会社リンクアンドコミュニケーションは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言期間中の歩数の変化や、生活習慣の変化とうつ傾向の関連について、学術論文を発表した。
今回の論文は東京大学大学院医学系研究科 健康教育・社会学分野教室と共同で実施した、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令による生活様式の変化に関する研究の一環である。
今回の研究によって、男性は「仕事時間増加」で、女性は「子育て時間増加」及び「緊急事態宣言期間中の歩数減少」でうつ傾向リスクが高まったことが判明した。
うつ傾向リスクの原因とは
多くの人々が外出自粛を余儀なくされる中、人との交流が減り、家にこもりがちの生活になると、うつの増加が心配されることを背景に今回の調査が行われた。
今回の研究において判明したのは、緊急事態宣言期間中、1日の歩数が約1,100~1,200歩減少したことである。
生活習慣の変化とうつ傾向の関連に関する研究では、「仕事時間の増加」が男性のうつ傾向のリスクを3.3倍に高め、女性に関しては「子育て時間の増加」によってうつ傾向リスクが1.3倍に高まった。
一方、在宅ワークにシフトした女性のうつ傾向は約26%低減している。
今回の調査対象となったのは、AI健康アドバイスアプリ「カロママ」を利用している人である。
(画像はプレスリリースより)

東京大学大学院 近藤研究室(健康教育・社会学分野)との共同研究を論文発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000018672.html