生きにくさに悩むこと
特定非営利活動法人地域福祉推進事業は10月1日、いのちのほっとステーションにおいて実施しているLINE相談の状況を発表した。
いのちのほっとステーションは、NPO地域福祉推進事業団が推進している「あったか社会創造プロジェクト」の一環として実施している活動であり、LINE相談や電話相談、ゲートキーパー養成研修などを行っている。
また、平成29年度からは東京都地域自殺対策強化補助事業の採択を受けており、LINE相談は東京の若者向けに新たに開始した取り組み。
LINE相談の内容からは、多くの若者が人間関係や家庭内不和などの悩みをひとりで抱えこみ、自殺を望んでしまうことが少なくない現状が浮き彫りとなった。
希死念慮が増加傾向
特定非営利活動法人地域福祉推進事業が実施しているいのちのほっとステーションLINE相談には多くの悩みが寄せられている。
2020年5月から7月までの間だけでも350件あまりの相談が寄せられ、続くコロナ禍で家族問題や希死念慮に関する相談が増加傾向にある。
同法人では家族問題をはじめとしたさまざまな人間関係の悩みやストレス要因が組み合わさり希死念慮につながる点を指摘、悩みを抱える人のSOSを周囲が気付くことが重要としている。
またいのちのほっとステーションに寄せられる相談は増え続けており、東京都外からの相談や思い詰めている人の相談が増加している現状から、同法人では寄付を受付中。活動の拡充のために支援をお願いしたいとのこと。
(画像は特定非営利活動法人地域福祉推進事業ホームページより)

特定非営利活動法人地域福祉推進事業プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000061300.html