精神疾患患者数増加に伴い
Blosteは11月14日、うつ病をはじめとする精神疾患が及ぼす社会経済的損失についてを発表した。
現代においてうつは約20人に1人が発症すると言われている。しかし、世間からの認知度は高くとも理解度の面ではまだまだ低く、同社が独自に行ったアンケートでも近づき難いイメージや危ない心の病気であるというイメージを持つ人が少なくないという結果となった。
しかし、近年の研究からうつは心ではなく脳の病であることがわかってきた。
これは脳内の神経伝達物質や脳由来神経栄養因子が減少することにより、感情や行動をスムーズにコントロールできなくなるとのこと。
では、うつがもたらす損失とは具体的にどの程度なのか。
費用としては医療費等の「直接費用」、休職等で生じた損失にあたる「罹病費用」、うつが死亡につながった場合に死ななければ生まれていた利益を計算した「死亡費用」の3つがあげられ、慶應義塾大学医学部佐渡充洋氏によればこれらを合計したうつ病による日本の社会的総損失額は「約2兆円」にものぼる。
Blosteができること
Blosteは人々とカウンセラーをつなぐマッチングアプリを開発している。
これはうつ病がもたらす社会経済的損失や10代の自殺者数および精神疾患患者数の増加問題を背景におこなわれたもので、数ヶ月待ちの予約や高額な診療代が要らない新しいかたちの心理カウンセリングサービスとなっている。
また予約や支払い等をアプリでおこなうことにより手軽さを実現。
コロナ禍による新しい生活様式にもマッチし、同社ではストレスフルな現代社会をストレスレスな社会にするための第一歩としてこのサービスをぜひうまく利用してほしいとのこと。
(画像はプレスリリースより)

Blosteプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/235333