好きな時間に学べる
東洋大学現代社会総合研究所HIPComプログラム事務局は、子育て中の女性に向けたメンタルトレーニング「HIPCom(ヒプコム)」の参加者を2020年11月13日から募集している。
「HIPCom」は、「病気にならないこころのケアを自分の力で行う」ことを目的としたプログラム。文部科学省の科学技術研究費助成を受け、精神保健の専門家によって開発された。週1回配信される動画を好きな時間に視聴してプログラムを進める、オンデマンド型であるのが特徴だ。
対人関係にアプローチ
ストレスやメンタルの不調は主に対人関係にあるということから、HIPComでは対人関係にアプローチしている。「自分診断」「聞き方・伝え方」など、4つのプログラムから「こころのセルフケア」を学び、「病む前に自分の力でこころの健康を維持するスキル」をつけることが目標だ。
自分のメンタルをセルフケアすることは、自身の財産となる他、家族への良い影響、職場の活性化・生産性向上など、良い効果をもたらすだろう。
HIPComで取り入れているのは、科学的根拠がある対人関係療法。この精神療法は、世界的に広く活用されているものの、日本で取り入れている精神科・クリニックは僅かだという。日本人の特徴になじみやすいといわれているので、是非活用したいトレーニングである。
「HIPCom」の参加対象は、現在精神疾患で通院していない成人女性で、20歳以下の子どもがいること(先着800人)。また、アンケートに回答し、効果評価に協力する必要がある。募集期間は2020年11月13日~2021年1月15日。
プログラム参加期間は2021年2月から4週間、もしくは2021年4月から4週間(どちらかのグループに分けられる)。参加希望者は、HIPComホームページから登録可能。
(画像はプレスリリースより)

HIPCom
https://kokoro-balance.com/hipcom/東洋大学現代社会総合研究所HIPComプログラム事務局プレスリリース(atpress)
https://www.atpress.ne.jp/news/234469