<h2>利用が広がりつつあるデジタルサイネージ</h2>かつて、さまざまな情報を告知する場合は紙媒体を利用することが一般的でしたが、最近では情報の告知にデジタルサイネージを活用するケースが増えてきました。その一方、紙媒体を利用した情報の告知も健在です。
そこで、今回は情報の告知において、デジタルサイネージを利用する場合と紙媒体を利用する場合についてあらゆる面から比較し、どちらの方が利便性に優れているのかを調べていくことにします。
<h2>情報更新のスピード、手間の面で比較</h2>はじめに、情報更新のスピードと手間についてみていくことにします。
情報更新のスピードが速いのは圧倒的にデジタルサイネージです。その理由は、デジタルサイネージはネットワーク接続に対応していることがあげられます。
デジタルサイネージがネットワークに接続されていることで、パソコンで更新した情報をネットワーク経由で送信するだけで良いため、情報更新の即時性が高まります。
なお、紙媒体の場合は、紙面に最新の情報を記載したうえで、紙媒体の情報を掲示板に貼る手間が発生することから、情報の更新には時間がかかり、手間がかかることにもなってしまうのです。
情報更新のスピードと手間の面からみれば、デジタルサイネージが優位といえるでしょう。
<h2>費用の面で比較</h2>次に、デジタルサイネージと紙媒体を費用の面で比較した場合、費用がかからないのは紙媒体です。
紙媒体の場合は、紙面に情報を記入して印刷し、情報が記載された紙面を掲示板に貼るだけなので、紙のコスト、紙面を作成するコスト、印刷コスト、紙媒体を貼る際の人件費で済みます。そのため、デジタルサイネージと比べると紙媒体の方が低コストとなります。
一方、デジタルサイネージの場合は、デジタルサイネージのディスプレイを購入する必要があること、さらにデジタルサイネージを壁面に取り付ける場合は、工事費用もかかります。
デジタルサイネージのディスプレイの価格について、デジタルサイネージを販売する「ヤマトサイネージ」のサイトを参考にしてみます。
縦長のディスプレイである「自立型」についてみてみると、屋内用の場合、43インチのディスプレイは27万円台、55インチのディスプレイは37万円台となっています。
また、屋内用で横長のディスプレイの場合、55インチのディスプレイは25万円台、65型は35万円台ですが、98型の超大型ディスプレイは約280万円と高額です。
なお、ヤマトサイネージによると、ディスプレイの注文時期により価格は変動する場合があります。
参考:ヤマトサイネージ
https://yamato-signage.com/lineup_category/indoor-signage/デジタルサイネージのディスプレイは高価なものであるため、費用の面からみた場合、紙媒体の方が優位であることがわかります。
<h2>広告効果の面で比較</h2>最後に、デジタルサイネージと紙媒体について広告効果の面からみていくと、優位であるのはデジタルサイネージとなります。
その理由は、紙媒体の広告は表示内容を変えられないのに対し、デジタルサイネージの表示内容は変えることができるためです。
広告効果を高めるためには、より多くの情報を表示する必要がありますが、紙媒体の場合は表示できる内容が限られるため、消費者に伝える情報を多くすることができません。
その点、デジタルサイネージの場合はディスプレイのサイズが限られていたとしても、表示内容を変えられるためにより多くの情報を伝えることができます。
デジタルサイネージは導入費用がかかる点がネックとなりますが、デジタルサイネージを導入することで高い広告効果が得られるのであれば、デジタルサイネージの導入による費用対効果は十分に期待できることでしょう。
デジタルサイネージは、鮮度の高い情報をスピーディーに発信できることがメリットです。費用対効果が期待できるデジタルサイネージを導入して、売上アップにつなげていきましょう。
(画像は写真ACより)