9月1日は自殺者数が急増
医療法人社団 翔友会 新宿ストレスクリニックは8月30日、夏休み明けに未成年の自殺が多いことをうけ、早めの対策が防止につながるとの見解を発表した。
同クリニックでは新たなうつ病治療である「経頭蓋磁気刺激治療(TMS)」を専門に行っており、その医学的観点から精神面のケアを早めに行っていくことが必要と考えている。
学校生活にはストレスがつきものであり、友人関係や教育環境、さまざまな要因が重なり、精神面のバランスが崩れてしまうことも少なくない。
特に夏休み明けに自殺を選ぶ子どもが多いことは、安心感を得る機会が多い長期休みが終わることにより、また辛い思いをして通学しなければならないという思いから不安となり動揺してしまうことが大きな要因といえる。
また、自殺に至るプロセスの中には、精神面の疲弊からうつ病をはじめとする精神疾患を発症することも要因として含まれている。
うつになってしまったら
世界保健機構(WHO)の公表したデータによると、自殺者全体の97%に何らかの精神障害が認められており、併発なども含めると全体の自殺者の7割がうつ病と診断される状態である。
しかし大人と違って子どもは気付かないうちにうつ病や他の精神疾患を発症し、自殺に至っているケースもあるため、早めの受診や対策が必要となる。
「学校に行きたくない」といった子どもに対して保護者は不登校の不安から「学校は休んではいけない」と断じてしまいがちである。
しかし新宿ストレスクリニックでは、死を選んでしまうくらいなら無理をさせてまで行かせなくともよいこと、専門医に相談することで救える命があるということを保護者から理解し、中学生・高校生が元気に新学期を迎えられるようになってほしいと訴えている。
(画像はプレスリリースより)

医療法人社団 翔友会 新宿ストレスクリニックプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/191664