うつ予防対策「デスクワーク姿勢研修」開始
一般社団法人日本姿勢予防医学協会は9月19日、企業向け社内うつの予防対策に「デスクワーク姿勢研修」を開始する、と発表した。
エクササイズですべり座りを正しい坐骨座りに変える
厚生労働省「平成29年労働安全衛生調査」によれば、メンタルヘルス不調で休職する割合は全体で0.4%、情報通信業や金融業の業種で1.2%と全体の3倍も高い。
株式会社Avenirのメンタルヘルスコラムでは、従業員1人が1年間メンタル疾患で休むと年収の約3倍もの損失額が発生すると試算している。
シドニー大学による2011年の発表では、世界20か国の成人を対象とした平日の座位時間は、平均で5時間、日本人が最長で7時間とのこと。また、職場での座位時間の短縮は、メンタルヘルスに有効である可能性が示唆されている。
職場のうつ発症の原因には仕事満足度が大きな影響を持つが、従業員だけで解決することは難しい。しかし、従業員がデスクワークでの座る姿勢を改善し体への負担を軽減することで、うつ発症リスクを低減することは可能である。
そこで、日本姿勢予防医学協会は社内うつ発症リスクを低減するため、「デスクワーク姿勢研修」を開始する。研修では、姿勢をチェックし、悪い姿勢のすべり座りを正しい坐骨座りに変えるエクササイズなどを指導する。
料金は、受講者20名以下の定額プランが先着3社限定で10万円、通常20万円。受講生21人以上の変動プランは、先着3社限定で1名5,000円、通常1名1万円。その他、交通費が必要な場合もある。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人日本姿勢予防医学協会のプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/193584ニュースリリース
https://jppm.or.jp/info/20190919.html