11月2日新書『中高年ひきこもり』発売
株式会社扶桑社は10月31日、日本で増加しつつある中高年ひきこもりの実態に迫った藤田孝典著『中高年ひきこもり-社会問題を背負わされた人たち-』を11月2日に発売する、と発表した。
中高年ひきこもり問題の提言や対応策
2018年の内閣府調査によれば、40才~64才の中高年ひきこもりは61.3万人、15才~64才のひきこもりは115万人と推計された。中高年のひきこもりが5割を超える。ひきこもりは、若者の問題ではなく中高年と「8050問題」と言われる高齢者家族の問題になっている。
著者の藤田孝典は、1982年生まれ、NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学客員准教授など。ソーシャルワーカーとして様-な問題に取り組み、生活保護や生活困窮者支援のあり方を提言している。
同著『中高年ひきこもり-社会問題を背負わされた人たち-』は、ひきこもりを単に若者の問題・精神医学の問題としてではなく、より広範囲に、社会・日本の構造的な問題ととらえる。
第1章では内閣府や民間支援団体の調査結果を踏まえ、ひきこもりの定義、当人や家族の問題をまとめる。第2章では、4人の当事者にインタビューを行い実態を明らかにする。
第3章では、中高年ひきこもりの発生原因を探る。第4章では、中高年ひきこもり問題の支援団体等を紹介し、提言や対応策をまとめている。
同書の発売は2019年11月2日、新書判、価格は900円+税。
(画像はプレスリリースより)

株式会社扶桑社のプレスリリース
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