全国の産婦人科で初の試み
認定NPO法人 日本セラピューティック・ケア協会は1月10日、産後ママのうつを手で癒やす英国赤十字社考案の心身のケア「セラピューティック・ケア」を実施することを発表した。
産後のママたちは、今や10パーセントの割合で産後うつを発症すると言われている。産後うつは出産を行ってから1年以内に発症することが多く、早めの発見・ケアによって治すことが可能なうつである。
同協会が実施する「セラピューティック・ケア」はそんな産後うつに効果があるケア方法で、2020年1月より全国の産婦人科としては初の取り組みとして、福岡県筑紫野市にある西尾産婦人科において産後1年以内のママを対象に定期的に実施することが決定した。
セラピューティック・ケア
認定NPO法人 日本セラピューティック・ケア協会が薦めている「セラピューティック・ケア」とは、1996年英国発祥の癒やしケアである。
肩や背中、首、手などの部位を一定のリズムで優しく撫でることで、ホルモンの分泌が促進され緊張や不安をやわらげ、心身をリラックスさせる効果がある。
服の脱ぎ着は必要なく子どもを抱っこしたままでも受けられることが特徴的で、短時間で不安や孤独感をやわらげるケア効果があるため、被災地支援等にも活用されている。
(画像はプレスリリースより)

認定NPO法人 日本セラピューティック・ケア協会プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000024307.html