居場所を届ける活動
特定非営利活動法人ユースコミュニティーは10月14日、「困難を抱える小学生に、無料の教室を継続して提供すること」を目的にクラウドファンディングを実施していると発表した。
同法人は2012年より「困っている子どもがいたら、大人が助ける」があたりまえの社会を目指して、地域の協力を得ながら子どもたちに学習環境を提供しており、2021年12月には経済的・社会的要因から子どもたちのさまざまな経験が制限されている実態を背景に小学生教室も開始。
教室に通う子どもたちは人間関係や経済的要因から不登校になるなど、既存のコミュニティーにうまく溶け込めない場合が多いことから、学習支援だけでなく合宿やイベントなど課外プログラムや保護者へのソーシャルワークまで包括的な取り組みを実施している。
教室継続のために
特定非営利活動法人ユースコミュニティーは、2022年10月1日から10月31日までの期間、クラウドファンディングを実施している。
目標金額は60万円で寄付は教室の運営に最低限必要な諸経費(会場費、学生ボランティアの交通費など)に充当する予定である。
これまで、同法人の教室利用費用は完全無料で行ってきた。
しかし、行政からの公的補助や委託費は一切無く、現在の運営・活動費は日本財団の助成金で何とか賄っているのが現状である。
来年度からはこの助成金すら終了もしくは減額が予定されおり、今後は取り組みを継続するための資金調達が必要となっている。
同法人では子どもたちひとりひとりが望む「幸せ」につながることを願って教室の運営を行っており、今後も子どもたちの笑顔を絶やさないため、あたたかい協力を待っているとのこと。
(画像はプレスリリースより)

特定非営利活動法人ユースコミュニティープレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000108271.html