社員の退職理由
株式会社マイシェルパは、転職経験のある会社員に対し「社員の退職理由」に関する調査を実施、11月15日に結果を発表した。
何らかのストレスで退職
退職した理由を尋ねたところ、トップ3は「長時間労働・休日出勤などによるストレスのため」(32.7%)、「職場の人間関係や社長・上司との相性によるストレスのため」(30.2%)、「給与や残業手当など賃金への不満によるストレスのため」(24.5%)となった。約8割の人が何らかのストレスが原因で退職したことがわかった。
会社に伝えた退職理由について、「別の業界・新しい職種に挑戦したい」(19.4%)、「詳細な理由は伝えなかった」(18.2%)、「働き方を変えたい(雇用形態・勤務時間など)」(11.6%)などが挙がった。
退職を防ぐ取り組み
退職した会社では、従業員の退職を防ぐためにどのような取り組みをしていたかを聞いたところ、最多の回答は「特に目立った取り組みはなかった」(43.5%)だった。以下、「ストレスチェック制度の導入」(24.4%)、「人事評価制度の整備」(18.9%)と続く。
これらの取り組みが退職を踏みとどまる理由になったかどうかを聞いた。すると「ある程度はなった(何度か思いとどまった)」(17.3%)、「どちらともいえない(一度は思いとどまった)」(26.1%)、「まったくならなかった(思いとどまることはなかった)」(56.6%)という結果に。
本音を言う相手がいない
退職前に本音の退職理由について信頼して相談できる相手は社内にいたかを聞いた。すると「いた」(39.0%)、「いなかった(適切な人がいなかった)」(37.3%)、「いなかった(社内の人間には本音を相談したくない)」(23.7%)という結果になった。
相談できる人がいたという人に相談して後悔したことを聞いたところ、「後悔したことはない(67.7%)」が最多。一方で、「悩みを理解してもらえなかった」(15.8%)、「相談内容が洩れた」(11.6%)、「悩んでいることに対して説教をされた」(4.4%)という人も3割以上いた。
(画像はプレスリリースより)

株式会社マイシェルパ プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000073210.html