リチウムモニタリング検査薬
ニプロ株式会社は、躁病および躁うつ病の治療に用いるリチウムモニタリング検査薬「エスパ・LiII」を年内に販売開始する。
躁病や躁うつ病の状態の治療に対して、病院や検査センターなどの医療関連機関では炭酸リチウム製剤を使用している。
この製剤は有用となる濃度と中毒になる濃度が極めて近いため、血中のリチウム濃度を定期的に測定しながら、適切な濃度を投与する必要がある。専用の装置を用いることから、測定が手軽に行えない不便さもあった。
同社はこの状況に対して、リチウムモニタリング検査薬「エスパ・Li」を開発した。これは一般的な医療機関に設置されている汎用生化学自動分析装置(血液、尿などの体液成分を測定する装置)で測定でき、2012年7月の発売以降、広く用いられてきた。
さらに使いやすく
今回、同社はさらに使いやすくした検査薬「エスパ・LiII」を販売する。主成分のF28ラフェニルポルフィリンの働きで検体の希釈は必要なくなり、リチウム濃度をより手軽に測定できる。
これまでどおり汎用生化学自動分析装置に対応し、原子吸光法(測定試料を原子化し、光を吸収させて元素濃度を測定する方法)との相関性が良く、開封後の安定性も向上している。検査を受ける人のQOL、安全、環境に配慮した製品となっている。

ニプロ株式会社プレスリリース
http://www.nipro.co.jp/