抗うつ薬「パキシルCR錠6.25mg」の製造販売承認を取得
グラクソ・スミスクライン株式会社(以下GSK)は8月15日、うつ病・うつ状態の効能・効果で、抗うつ薬「パキシルCR錠6.25mg」(一般名:パロキセチン塩酸塩水和物)の製造販売承認を厚生労働省より取得した、と発表した。
低含量製剤のパキシルCR錠6.25mgを開発
日本人のうつ病の有病率は、平成18年度の厚生労働科学研究費補助金による報告書によれば、男性3.8%、女性8.4%で、女性の方が男性より2倍以上うつ病になりやすい。
うつ病やうつ状態になると、気分がゆううつになり、無気力な状態が続き、身体のだるさ、不眠、食欲低下、頭痛などの体調変化を引き起こす。
パキシル錠は、日本において、2000年9月「うつ病・うつ状態」および「パニック障害」を効能・効果として承認取得し、追加効能として、2006年1月「強迫性障害」、2009年10月「社会不安障害」、2013年11月「外傷後ストレス障害」について承認取得した。
「パキシルCR錠」は、パキシル錠の徐放性製剤で、「うつ病・うつ状態」を効能・効果として、2012年1月パキシルCR錠12.5mgおよびパキシルCR錠25mgが承認を取得している。
低含量製剤のパキシル錠5mg錠は、抗うつ薬の投与中止や減量によるめまいや知覚障害等の症状に対処するため開発され、2010年7月に承認取得した。
パキシルCR錠にも、対応する開発が承認条件であったため、6.25mg錠を開発し申請を行ったとのこと。
(画像はグラクソ・スミスクライン株式会社のHPより)

グラクソ・スミスクライン株式会社のニュースリリース
https://jp.gsk.com/