スマホ向けARゲームポケモンGOのプレイによるうつ症状等の改善を指摘
平成28年7月15日、ポケモンGOをプレイすることがうつや不安神経症による症状の、改善の1助となる可能性があると心理学博士John Grohol(ジョン・グロール)氏が、指摘したと報じられた。
なお、ジョン・グロール氏がこの件について指摘したのは、自身の創設したメンタルヘルスSNS「Psych Central(サイクセントラル)」である。また、ポケモンGOは現在世界的な大ヒットを果たしている、任天堂によるスマホ向けのARゲームだ。
意図せずして精神状態の向上に繋(つな)がる条件を満たしたか
今回海外にて先行リリースされたポケモンGOは、アプリを立ち上げ街に出歩くことでポケモンをゲットできるというものだ。一方、単純運動により体を動かすことは精神状態の向上に有効であることが、これまでの研究により明らかとされている。
これらを踏まえ、うつ病や不安神経症等に対する治療について研究をしているジョン・グロール博士は、自身の運営するSNSにて実際のTwitter投稿を紹介しつつポケモンGOのプレイによる、うつ病や不安神経症等に対する影響について述べたのだ。
そこでは、当該ゲームは外出や他者との接触機会を提供し、それがうつ病等による症状と向き合うためのきっかけ作りに有効だとしている。つまり、意図せずしてメンタルヘルスの維持や改善に要する条件を満たしていたと言えるのだ。
実際、同サイトでもジョン・グロール博士が紹介しているように、何らかの精神疾患を抱える多くのポケモンGO外国人プレイヤーの症状が改善したとの声が、Twitter上で上がっている。
あくまでも症状改善の1助
だがその一方で同氏は、今回起きている現象についてあくまでも服薬やその他の治療の助けにしかならず、従来の治療の代替とはならないとしている。それは、先に触れた改善例の他に周辺にポケモンが出没しそうな場所がない等と、当該ゲームのメンタルヘルス効果を生かし切れていない事例も存在していることからも見て取れる。
しかしながら博士は合わせて、効果の過信さえしなければメンタルヘルスにおける不調の、改善効果が期待できるとしているのだ。

Psych Central
http://psychcentral.com/