約2万人の中高生を調査
「思春期の子供は、夜何時間眠ればいいのか?」という問いに、1つの目安が示された。
東京大学大学院教育学研究科の佐々木司教授、東京都医学総合研究所、高知大学のチームは7月30日、心の健康維持のために中高生に推奨すべき夜間睡眠時間数を解析したと発表した。
夜間の睡眠時間と心の健康には密接な関係がある。この傾向は、心身の成長が著しい中高生にとってはより顕著である。研究チームは、中高生2万人にアンケート調査を行い、彼らに推奨すべき夜間の睡眠時間を検討した。
男子中高生には8.5時間以上の睡眠を推奨
調査の結果、「うつ・不安」のリスクが最も低い男子中高生は平日8.5時間以上の睡眠をとっていることがわかった。
女子の場合には、これが男子よりも1時間短かった。しかし男子よりも「うつ・不安」のリスクが明らかに高いなど、注意すべき点がある。
この結果を受けて、研究チームは、少なくても男子中高生に関しては平日8.5時間以上の睡眠を推奨すると結論付けている。女子に関しては、さらなる研究が必要としている。
なお調査対象となった中高生のほとんどが、8.5時間より短い睡眠しかとっていなかった。今回の研究結果は、中高生の生活様式を見直すことを促している。
(画像はプレスリリースより)

東京大学 プレスリリース
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