うつ病の原因に関する書籍発売
株式会社扶桑社は9月2日、東京慈恵会医科大学ウイルス学講座教授近藤一博著『うつ病の原因はウイルスだった! 心の病の最新知見Q&A』を発売した。
SITH-1が高いと12倍うつ病になりやすい
うつ病患者の数は、現在のコロナ過の中において世界中で2~3倍増加していると言われている。しかし、現在うつ病の発症原因はまったくといいほど判明しておらず、治療も有効な治療法がなく対症療法しかない。
解明が進んでいなため、うつ病について「うつ病は甘えだ」「うつ病は病気じゃないから医者に行く必要はない」「心が弱いからうつ病になる」などの偏見と迷信が生じている。
従来の学会の常識は、うつ病はセロトニン不足により起きるという「セロトニン原因説」であり、この原因説に基づき開発された抗うつ薬はうつ病患者の約半数しか治療できていない。
東京慈恵会医科大学近藤一博教授の研究グループは、うつ病の原因がヒトの体内に潜伏している「ヒトヘルペスウイルス6 SITH-1」というタンパク質であることを発見した。
健康な人とうつ病患者のSITH-1抗体の量を比較し、SITH-1抗体値が高い人はSITH-1抗体値が低い人に比べて、12.2倍うつ病になりやすいことが判明した。加えて、うつ病になる患者のうち79.8%がSITH-1の影響を受けていることも分かった。
近藤教授著の『うつ病の原因はウイルスだった! 心の病の最新知見Q&A』は、マンガを交えながらQ&A形式で研究結果を分かりやすく解説している。
疲労やストレスとウイルスによるうつ病との関係やメカニズム、疲労やストレスを軽減するための具体的な方法、疲労を回復する成分およびそれらを含む食品が記載されており、うつ病の予防対策を日常生活の中で行うことができる。
書籍のISBNは9784594088569、定価は1,650円(税込)。
(画像はプレスリリースより)

株式会社扶桑社のプレスリリース
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