離職に関する実態調査
TSグループは、介護職の離職に関する実態調査を実施し、7月30日に結果を発表した。調査対象は、介護職を離職したことがある10代から60代以上の男女322名。
仕事は好きだが離職
介護職を離職した際の経験について聞くと、「介護の仕事がとても好きだったがやめた」(32.3%)、「介護の仕事がどちらかというと好きだったがやめた」(35.1%)と答えた人が約7割に上った。
介護職を離職した理由について聞くと、最も多かった回答は「職場の人間関係に苦労したから」(46.6%)だった。
以下、「給与など待遇が悪いから」(41.0%)、「自分の介護技術が追いつかず、力不足を感じたから」(29.2%)と続く。やはり介護職でも人間関係を苦にした離職が目立つ。
半数以上が復職
介護職に復職したいかと質問したところ、「すでに復職している」(32.6%)、「復職予定がある」(19.6%)と回答した人が半数以上となった。
復職したい理由を聞くと、「資格、技能が活かせるから」(41.8%)、「達成感ややりがいを感じられるから」(41.4%)、「他の仕事に比べて自分に合っていると感じたから」(40.1%)などが挙げられた。
マスクの安定供給を求める
介護職に復帰している人に、コロナ対策として求めることを聞いたところ、最多回答は「マスクなど医療用品の安定供給(70.5%)」だった。
以下、「慰労金の追加支給など経済的支援」(55.2%)、「人材支援」(52.4%)、「他業種からの理解」(50.5%)と続く。
(画像はプレスリリースより)

TSグループ プレスリリース
https://www.tskouken.jp/archives/3508/