8月22日書籍発売
株式会社アスコムは、書籍『元コミュ障アナウンサーが考案した 会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』を8月22日に発売する。著者はニッポン放送の人気アナウンサー・吉田尚記氏。
吉田氏は自らをオタクであり、コミュニケーションが非常に苦手であったと分析する。仕事を始めた当初は、人から「絡みにくいアナウンサー」と言われてしまうこともあった。そんな吉田氏が試行錯誤の末に編み出した会話術を本にまとめた。
同書の製作に当たり、オンラインサロンでコミュニケーションが苦手な人を集め、さらに専門家3名の協力も仰いだ。そうした上で、サロンのメンバーからコミュニケーションにおける悩みを打ち明けてもらい、吉田氏の経験と学術的な観点から解決していくという体裁を取っている。
定番ネタから話を広げる
雑談の鉄板ネタとして「天気の話をする」というのがある。しかし「今日はいい天気ですね」と話しかけても、「そうですね」で終わってしまう。
そこで吉田氏は「定番ネタは掛け合わせて疑問形で話す」という方法を伝授する。会話の定番ネタの表す言葉に「木戸にたちかけし衣食住」がある。気象・道楽(趣味)・ニュース・旅・知人・家族・健康・仕事・衣・食・住の略だ。
この中から組み合わせて疑問形で話せばよい。例えば気象と衣で「今日は暑いですね。夏物ってもう出しましたか?」という具合だ。
質問上手になる
「質問下手ですぐに会話が終わってしまう」という悩みも多く寄せられた。これに対し、吉田氏は「HOWを活用する」ことを提案する。
「会話上手とは聞き上手」とよく言うが、「聞き上手とは質問上手」と吉田氏は言う。質問上手になるために一番使えるのが「HOW」(どうやって)である。
なぜ・どうしてと尋ねられると単語でも答えられるが、どうやってと尋ねられると文章で答えなければならない。例えば山登りが好きな人に、「なぜ山が好きなのか」と聞くより「どうやって山に登るのか」と聞く方が、より具体的な話を聞き出すことができるのである。
このように同書には実用的でやさしい会話術がたくさん掲載されている。コミュニケーションが苦手で悩んでいる人、手に取って読んでみてはいかがだろうか。
(画像はプレスリリースより)

株式会社アスコム プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/222219