紅茶の香りを就寝前に
三井農林株式会社は、紅茶の香りが睡眠に対してもたらす効果について、ストレス意識が高く睡眠に不満を感じている30~40代の女性20人を対象に有効性確認試験を行った。その結果、就寝時に紅茶の香りを嗅ぐとストレスが提言され、睡眠の質が高まることがわかった。
副交感神経活動が優位に
これまでの研究でも、紅茶の香りには交感神経活動を抑制させる効果や、抑うつ気分・不安・疲労感を低減させる効果があることがわかっていた。
そこで、紅茶の香りを就寝時に使用することで副交感神経活動を優位にし、日中に感じたストレスを低減させ入眠を円滑にする効果を期待して研究を実施。今回の研究では、ダージリン紅茶を使用した芳香蒸留水を超音波式ディフューザーで揮散、そしてプラセボに水を利用した。
就寝時に紅茶の香りを嗅ぐことで、睡眠の質が向上・疲労回復・ストレス意識の低減を感じた被験者が多かった。客観的に被験者の睡眠状態を見ても、入眠潜時・離床潜時の短縮、総睡眠時間が延長するという効果が見られた。
ストレスを強く感じた日や、不安を強く感じる夜は、就寝前のリラックス法として紅茶の香りを取り入れてみてはどうだろうか。
(画像はプレスリリースより)

三井農林株式会社ニュースリリース
https://www.mitsui-norin.co.jp/news/20200818/