働く人の電話相談室
一般社団法人日本産業カウンセラー協会は、9月10日より3日間実施された「働く人の電話相談室」に寄せられた相談内容を集計し、11月16日に結果を発表した。
まずは寄せられた相談の中から新型コロナウィルス(以下、新型コロナ)の影響に関するものを調べたところ、「職場の悩み」が36.6%、「キャリアに関する悩み」が24.4%だった。新型コロナが職場環境・雇用環境に影響を及ぼしていることがわかる。
うつの悩みも多い
続いて、相談全体の分類に見てみよう。最も多かったのは「職場の悩み」(32.3%)。以下、「メンタルの悩み」(17.3%)、「キャリアに関する悩み」(14.2%)、「家族の悩み」(13.7%)と続く。
「職場の悩み」では「職場の人間関係」(2020年:32.9%、2019年:34.2%)、「メンタルの悩み」では「うつ」(2020年:22.0%、2019年:22.4%)が依然として多い。
また「キャリアに関する悩み」では「就職・転職・退職」(2020年:52.0%、2019年:45.6%)が昨年よりも割合が高くなっており、新型コロナによる雇用への影響が窺える。
一方、「家族の悩み」では「夫婦関係」(2020年:27.8%、2019年:19.7%)や「介護」(2020年:13.9%、2019年:2.6%)が昨年よりも大幅に増加した。コロナ禍でのステイホームやテレワークが影響しているものと見られる。
身近な相手に相談
相談相手について、「知人・友人」(2020年:16.4%、2019年:7.2%)が昨年に比べて増えており、身近な人が支えになっていることがわかる。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人日本産業カウンセラー協会 プレスリリース
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