治療拠点機関などを選定
兵庫県は12月7日、依存症に関する治療を行う依存症専門の医療機関および依存症治療の拠点機関を選定したことを発表した。
これは依存症にかかっている患者が自分の住む地域で専門的かつ適切な医療をうけられるようにという思いから選定されたもので、専門医療の内容としてはアルコールだけでなく薬物やギャンブルといったさまざまな依存症に対応している。
今回、医療機関には5施設が選定されており、治療は専門的な知識等をもつ医師や医療スタッフが担当するなど、依存症に特化した専門プログラム等を充実させている。
そのため、各施設は県内でも特に高度で専門的な依存症に関する医療を外来で提供できる医療機関となっている。
対して依存症治療拠点機関は、選定された医療機関のうち3施設が兼任。医療機関の連携拠点として機能する。
医療機関は公募により選定
厚生労働省は依存症に対しては単なる治療だけではなく、気軽に相談できる機関や依存症にならないための予防指導といった一連の働きかけを切れ目なく行うことが重要であることから、各県に対して依存症支援に対応できる専門医療機関の整備を求めていた。
これをうけて兵庫県は県内に所在地を有する医療機関であることを条件に専門医療機関と治療拠点機関を公募、今回の選定に至った。
(画像は兵庫県ホームページより)

兵庫県ニュースリリース
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf08/izonsentei.html