治療拠点機関2つ、専門医療機関4つ選定
三重県は1月19日、「三重県アルコール健康障害対策推進計画」に基づき、地域でアルコール依存症の治療体制を整備するため、アルコール依存症治療拠点機関を2つ、専門医療機関を4つ選定した、と発表した。
依存症相談拠点も9か所設置
三重県は、アルコール依存症の経験者数の推計値が、男性1.3万人、女性0.2万人の計1.6万人と全国的には少ないほうだが、アルコール依存症は、飲酒運転、DV、児童虐待、自殺などにつながりやすく社会的課題の1つである。
三重県では、飲酒に伴うリスクの知識普及活動を通して、アルコール健康障害の発生を防止し、アルコール依存症の相談・治療体制の整備や関係機関の連携強化などにより、社会復帰に向けた支援体制を進めるため、2018年3月「三重県アルコール健康障害対策推進計画」を策定した。
計画に基づき2018年12月を締切に、アルコール依存症専門医療機関及び治療拠点機関の選定申請受付をおこなった。
そして、三重県全体の核となる専門医療機関である治療拠点機関として、三重県立こころの医療センター(津市城山1丁目12-1)、国立病院機構榊原病院(津市榊原町777)の2つを選定した。
地域の専門医療機関である専門医療機関として、総合心療センターひなが(四日市市大字日永5039)、かすみがうらクリニック(四日市市八田1-13-17)、松阪厚生病院(松阪市久保町1927-2)、南勢病院(松阪市山室町2275)の4つを選定した。
また、当事者や家族等からの相談に応じる依存症相談拠点を、三重県こころの健康センター(津市桜橋3-446-34)を核として、県内に8か所設置した。
(画像は三重県のホームページより)

三重県のニュースリリース
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m0015100124.htm参考
http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000717690.pdf