「引きこもり」に関する意識調査を実施
ゼネラルリサーチ株式会社は6月27日、全国の10代~60代の男女を対象に「引きこもり」に関する意識調査を実施したと発表した。
調査はインターネット調査により、10代~60代の男女1,121人を対象に、6月19日(水)~6月20日(木)の間実施された。
対人トラブルで引きこもりに
本人および家族に現在・過去引きこもりが「いる、いた」人の割合は15.1%、「いない」は84.9%で、約7人に1人が引きこもりという結果だった。現在も引きこもっている人は、45.9%と約5割に達している。
引きこもりの元来の性格は、「おとなしく目立たない」が43.4%、「優しくて親切」が22.7%、「明るく活発」が22.0%、「リーダー的な存在」が5.2%などで、全体の約6割は元来社交的な性格だった。
引きこもりになった原因は、「イジメ」「クラスで無視」「人間関係が原因で離職」「仕事関係による自信喪失」など対人トラブルが多い。
引きこもりについての相談先は、「カウンセラー」が17.9%、「家族」が16.7%、「行政や民間の対策ネットワーク」が7.7%、「教師や上司」が4.2%、「友人」が3.4%などだが、他方「相談はしていない」が40.3%と多かった。
相談の結果については、「解決していない」が58.8%で、相談だけでは根本的な解決になっていない。
「引きこもり」と関連付けられている一連の事件については、「引きこもりの人という犯人像だけが一人歩きしているように感じる」とした意見が多く、当事者やその家族と世間に乖離がある。
(画像はプレスリリースより)

ゼネラルリサーチ株式会社のプレスリリース
http://general-research.co.jp/report12/