リワークプログラムを提供する施設の認定制度を開始
一般社団法人日本うつ病リワーク協会は7月2日、リワーク(復職支援)プログラムを提供する施設の認定制度を2019年2月1日より開始した、と発表した。
(リワーク認定マーク)
認定施設は全国6か所
日本うつ病リワーク協会は、うつ病等による休職者の職場復帰と再休職予防を目的に、リワークプログラムの普及啓発と相互連携を行うため2018年2月に設立された。
現在全国200か所以上の精神科医療機関が、うつ病等により休職した患者のリハビリテーションとしてリワークプログラムを実施している。しかし、内容にはばらつきがある。
そこで、患者・家族・産業医などの信頼を高めるため、リワークプログラム品質向上を目指したガイドラインを作成した。そして、ガイドラインの基準を満たすリワーク施設を認定する制度を開始した。
基準は8領域で、1.施設、2.利用者受け入れ、3.プログラム、4.スタッフ、5.出欠席管理、6.評価、7.関連諸機関との連携、8.情報公開の全34項目。
調査員は、認定希望施設の事前書類審査およびリワーク施設へ赴き訪問審査する。基準を満たせば、「施設認定」と「スタッフ認定」の「リワーク認定マーク」使用を許可する。
認定施設は6月27日現在、メディカルケア虎ノ門、医療法人社団新光会 不知火病院、栄仁会京都駅前メンタルクリニック、 NTT東日本関東病院、さっぽろ駅前クリニック、品川駅前メンタルクリニックの6施設。
今後は、看護師、精神保健福祉士、公認心理士、作業療法士などの医療専門職に対する資格認定制度を2019年7月より実施するとのこと。
(画像はプレスリリースより)

一般社団法人日本うつ病リワーク協会のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000046384.html