受験期のストレスが原因のうつ病
医療法人社団 翔友会 新宿ストレスクリニックは8月23日、2年間で約3.5倍の受験うつを含む12歳~19歳以下のうつ病患者が来院していると発表した。受験うつとは、受験期のストレスが原因で発症するうつ病のことだ。
夏休み明けは、夏休みの勉強の成果がテストに反映される時期である。いい結果が出ればよいが、思うような結果が出なかった場合、ストレスを抱えやすい。
またいよいよ迫ってくる受験に対し、プレッシャーや焦りを感じ始める時期でもある。うつ病発症のきっかけとなる要素が潜んでいるといえるのだ。
限られた抗うつ薬しか処方されない
うつ病の治療といえば、抗うつ剤の処方が一般的である。しかしながら患者が未成年である場合、限られた抗うつ剤しか処方されない。また抗うつ剤には眠気などの副作用があり、これが受験勉強の妨げになるのではないかと懸念する人も多い。
そこで同クリニックでは、うつ病の治療に「経頭蓋磁気刺激治療(TMS)」を行っている。
「経頭蓋磁気刺激治療(TMS)」とは
近年の研究では、うつ病の原因の1つとして「脳の機能低下」が考えられている。
「経頭蓋磁気刺激治療(TMS)」は、頭に磁気を当てることで脳の機能を回復させるという新しいうつ病治療法だ。抗うつ剤のような副作用はほとんどなく、入院の必要もないため、受験生とも相性がよい治療法といえる。
(画像はプレスリリースより)

医療法人社団 翔友会 新宿ストレスクリニック プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/191435