「本音の退職理由」を調査
株式会社MS-Japanは、同社の人材紹介サービスを利用した20代経理の求職者137名のカウンセリングを元に、「本音の退職理由」を調査し、11日に結果を発表した。
上司との相性が悪い
調査の結果、20代経理の退職理由第1位は「人間関係」(27%)だった。以下、「スキルアップ」(22%)、「給与アップ」(9%)、「通勤(転勤、転居、Uターン)」(7%)と続く。人間関係とスキルアップが退職理由という人が多いことがわかる。
人間関係を選んだ理由として、「上司と相性が悪い」、「代表についていけない」、「同僚との関係悪化」などが挙がった。
20代は上司や先輩に仕事を教わる必要があるため人間関係が濃密になりやすいこと、経理職は営業職に比べて異動が少ないことなどが、人間関係の不満に繋がる要因と見られる。
「スキルアップ」に見る退職事情
一方、スキルアップを選んだ理由として、「決算業務がしたい」、「業務幅を広げたい」、「上場企業の経理に携わりたい」など、経理ならではの理由が多く挙がった。
経理職は会社の規模などにより、携われる業務がある程度決まっている。税理士や会計士に決算業務を委ねている会社の場合、経理職が決算業務に携わるのは難しい。
また連結決算など上場企業ならではの業務に携わりたい場合は、上場企業に転職するしかない。このような事情から、スキルアップのために退職・転職する経理職がいるのである。
(画像はプレスリリースより)

株式会社MS-Japan プレスリリース
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