うつ病の新たな治療法
株式会社Flourishing(フラーリシング)は4月1日、うつ病など心の不調の新たな治療法として、農業体験による心理療法を全国の医療機関と提携して提供すると発表した。
農業体験後抑うつ度が低下
うつ病治療では、一般的に投薬治療、カウンセリング、TMS治療などが行われているが、個人個人の症状や体質の違いから副作用の影響がある。
株式会社Flourishingは、これまで農業体験によるメンタルケアサービス「WeFarmCare」や法人向け体験型メンタルヘルス研修「WeFarmBiz」、食×メンタルヘルスのオンライン研修「WeFarmVege」を提供し、農業体験が抑うつに与える影響を日本エイプリル大学と共同研究で調査してきた。
調査では、農業体験による心理療法は、セロトニン分泌量増加、血中コルチゾール量低下、うつ病のスクリーニングテストPHQ-9のスコアが有意に低下するなどの結果を得た。
また農業体験前後の抑うつ度をスマホのセンシングデータ(Digital Phenotyping)で比較すると、体験後の通時的な抑うつ度の低下が確認されたとのこと。
今後は身体的・心理的要因の両面からケアする農業体験が、うつ病治療の新たな選択肢となるべくさらなる実証と医療機関での提供開始を目指すという。
(画像はプレスリリースより)

株式会社Flourishingのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000087482.html