メタバースでの就労訓練
Vma plus株式会社は8月23日、同社が運営するサテライトメタバース「Vma dome」の1フロアを一般社団法人デマンド・アンド・ケアに提供したと発表した。
「Vma dome」とはアプリダウンロード不要でブラウザからアクセスできるメタバース3D空間。
定期的にライブ配信を交えたイベントなどを開催しており、来場者数は約2,000人。 EC機能や音声通話機能、翻訳機能を兼ね備えているので、コミュニケーションを取りながら買い物やコミュニケーションを楽しむことができる空間である。
一般社団法人デマンド・アンド・ケアに提供された区画は「メタバース支援」として就労が困難な障がい者の新たな訓練の場として活用される予定である。
メタバース空間は発表と同日の2022年8月23日よりオープンし、デザインやブース設置、アバターでの接客などを行う。
まずは生活リズムから
仮想空間の中は障がい者やひきこもりの人たちが社会参加できる場として考えられている。
一般社団法人デマンド・アンド・ケアでは、新たな活動や就労訓練の場としての活用はもちろん、将来的には工賃アップや企業への就職などといった就労を伴う経済的自立へつながる活動への発展を目指している。
また、メタバースは24時間稼働しているが、まずは訓練の一環として生活リズムを整えることを重視していく予定。そのため、日中のみの時間帯で利用者の希望や課題に合わせた支援を行っていく。
社会参加に困難を抱える人たちの「新たな活躍の場」や「訓練の場」、「居場所」となるよう、メタバースを活用した支援をしていきたいとのこと。
(画像はプレスリリースより)

Vma plus株式会社プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000096797.html