100人の子どもたちを
ボーイスカウト日本連盟は11月18日、2022年11月23日よりクラウドファンディングを開始すると発表した。
これはひとり親家庭等の子どもたち100人をボーイスカウトの仲間に迎えるための費用づくりの一環である。
現在、日本では経済的格差が拡大している。特にひとり親家庭の相対的貧困割合が高くなっており、同連盟はこの課題に着目した。
これまでも同連盟では、ひとり親家庭の子どもたちを対象にボーイスカウト運動への活動参加費用を支援する、「ともにすすもう助成」を実施していた。
しかし連盟創立100周年を迎える今、この助成をさらに支える「みらいのこどもたち基金」を創設し、より広く子どもたちに門戸を開くためにクラウドファンディングの実施を決定した。
子どもに体験機会を
100年の歴史の中で、「日本でボーイスカウト運動に関わった方の総数は、200万人以上になる」という試算がある。
ボーイスカウトは日本のみならず世界最大級の青少年活動であり、その活動にはさまざまな面で高い教育効果が期待されている。
特に現在はコロナ禍の影響から青少年における体験活動の機会が著しく減少しており、自然の中で集団による体験活動への取り組むことは人間関係を築く力や協働して課題を解決する力を育むことにつながる貴重な機会となっている。
ボーイスカウト日本連盟ではクラウドファンディングを通じて、多くの人からすべての青少年へのサポートにつながるこの取り組みへの支援が届くようにと目標金額を330万円に設定した。
返礼品には感謝状や連盟創立100周年記念品などを予定している。
(画像はプレスリリースより)

ボーイスカウト日本連盟プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000059766.html