とある遺伝子によって産後うつのリスクが5倍に
イギリス、University Hospitals Coventry and Warwickshire NHS TrustのDimitris Grammatopoulos氏が率いた研究によると、200人の妊婦を調査した結果、遺伝子に特徴がある2つの分子を発見したことがわかった。この分子は
産後うつを患うリスクを5倍にまで高めるという。
産後うつのリスクは血液検査でわかる
イギリスでは
7人に1人の母親が産後うつに苦しんでいるといわれている。深刻な場合だと
自殺を試みたり、
子どもへの虐待という辛い結果を残してしまう。
日本でも多くの人が悩む産後うつに、
血液検査でその特定の遺伝子があるか調べることができるのだという。
この血液検査がオートメーション化されれば、日本円にしておよそ1500円(10ポンド)で、
出産する前に産後うつになるリスクを自覚し、治療を始めることで
産後うつを予防することができるのである。
早めの対処で発症を防ぐ
早めに治療を始めれば、産後うつの発症自体を防いだり、家族や健康の専門家による簡単なサポートだけで症状の進行を止めることができるという。
研究者たちによれば、エストロゲン値の変化が妊婦たちをストレス・ホルモンであるコルチゾールに過敏にし、遺伝子の変異が産後にホルモンバランスの乱れを整えられなくなり、産後うつになってしまうとのこと。
現在Grammatopoulos氏は30~40ポンドでこの検査を行っているが、オートメーション化されれば機械で大量の検査を行うことができるようになり、コストも下げることができる。
この検査が一般的に広まるまで、まだ時間はかかるかもしれないが、早く女性たちの苦しみを減らすことができるようになるのを願うばかりである。

Association of glucocorticoid and type 1 corticotropin-releasing hormone receptors gene variants and risk for depression during pregnancy and post-partum
http://www.journalofpsychiatricresearch.com/