脳損傷によるうつ病の可能性
25日、米国小児学会の国際会議展示会で紹介された「脳損傷、脳震とうと診断された児童に見られる癌」という論文で、研究者らが脳震とうを含む脳損傷の児童がうつ病を発症する確率を調査したと発表した。
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うつ病と脳損傷の関係は成人の間では証明されているが、児童を対象とした調査は少なかった。
脳損傷の児童、4.9倍のうつ病発症率を記録
2007年に行われた児童健康の全国調査のデータでは、8万2000件のデータが採取され、そのうち、2000人以上の脳損傷を負った児童が特定された。2007年の全国児童の脳損傷率は1.9パーセントだった。うつ病と診断されたのは3112人。全国児童のうつ病率は3.7パーセントだった。
結果は、脳損傷または脳震とうの経験がある児童の15パーセントがうつ病と診断された。他の児童と比べ、これは4.9倍高い。
「家族構成、発育遅延、病弱体質などのうつ病の予測因子を排除しても、脳損傷または脳震とうの経験がある児童はうつ病の発症率が2倍高かった」(プレスリリースより)
論文の作者であるマシュー・C・ワイル医学士は以上のように語った。
脳損傷とうつ病の関連性が証明されることによって、医者がうつ病を発症する危険性のある児童を特定することがより簡単に
なる。

Children With Brain Injuries Nearly Twice as Likely to Suffer from Depression
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/10/