メタ解析を行った結果
成人うつに対しコンピュータを使って自習するコンピュータ認知行動療法(CCBT)について、メタ解析を行った結果、何らかの援助があったほうがCCBTの効果が高まることが示された。
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研究発表では
たとえば、医師以外の保健師や他のコメディカルがガイド役になるタスクシフト、双極性障害などの治療では高いエビデンスのある家族や介助者(carer)等を含んでのCBTの応用(Shared-CCBT)、CCBT卒業生が新たなサポーターに回る応援団制度といったアイデアが考えられる。(研究発表より引用)
と述べられている。
セラピスト不足を補うことに期待
うつ治療については近年、薬物療法による回復率が思われてきたほど高くないことが明らかにされている。薬物療法に代わるもの、あるいは薬物療法の効果を増強するものとして、実証性が高い研究により効果が示されているのが認知行動療法(CBT)。イギリスでは軽度のうつ病治療において、薬物療法より認知行動療法が推奨されている。
しかし認知行動療法にあたるセラピストが不足していることにより、現状では認知行動療法を受ける機会は少ない。
コンピュータによる認知行動療法については、これまでもさまざまな研究が行われ、軽度から中等度のうつ病においては効率性の高い治療的介入が可能であるとの結果が主流と考えられている。

「人的資本という観点から見たメンタルヘルスについての研究」
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/14j003.html